花とまた向き合う心を応援したい

自然災害による花き栽培者のハウスの倒壊を再建に向けて支援するサイトです

熊本地震被害の花き施設栽培者への支援について

2016年4月14日に起きた「熊本地震」に対し 花き自然災害支援基金は プロジェクトを立ち上げずに
支援金を集めることを 4月20日に決定。
「一般社団法人 花の国日本協議会 」の呼びかけに 共同で行うことを決定し、多くの現地情報を
沖縄九州ブロック 福岡花市場 原様 古藤様にご尽力いただき 調査及び分配調整を行って頂きました。

4月14日から5月27日までに集まりました支援金 614,771円 を6月6日に第一次分配支援金をお渡し出来たことを
6月9日にFacebook上で報告。
以下はその時の記載をもとに編集してあります。

今回 被害状況を調査し 分配を担当して下さりました 福岡花市場 様が熊本県上益城郡甲佐町に
直接入り お渡し頂き、TVなどでも被害状況が放映された カーネーション鉢物の被害にあわれた
鉢物生産農家 清住昇 様にところに 支援金を お渡しさせていただきました。
地域の被害については、
清住さんのハウスが立っている24棟の被害が甚大で12棟は、解体し整地し立て直す必要があり、
国からの補助が受けられるかわからない状況(6月9日時点)。道を挟んだ菊の圃場は全く被害もない状況で
断層のライン上とそうでない場所の差が大きいとの報告でした。
また 清住さん程の被害は他では出ていないとの話があり、甲佐町では仮設住宅が設置され、避難生活をされている方々は、
現在移動されているとの話があったそうです。
地震から約2ヶ月経った状況では、まだまだ手付かず状態が続いており、
地震の影響で移動したベンチの固定や水管の設置、ひび割れた地面の修復などを行っている状況です。

また、今からの季節、ブバルディア、アスター、シクラメンなど6品目の鉢物を毎年生産されていたそうですが、
ハウス面積が半分になることからシクラメンの栽培をあきらめないといけないと肩を落とされていたとのことでした。
支援金の活用については、
今回、熊本の鉢物生産者の被害が大きかったことから清住さんからは西日本シクラメン協議会熊本支部(8名)で
受け取り被害の大きい箇所への分配をしていきたいとのお話をいただきました。

最後に 募金をされた全国の方へ一言頂けました
「ありがたく、思いがけない支援金をいただき本当に御礼申し上げます。
一日も早く、通常の栽培ができるように市場、花屋さん、消費者へ供給ができるようにしたいと思っています。
このまま負けてたまるか という意気込みで復興します」

とのことでした。あれから数ヶ月経ってはいますが 現状は大きく変わっていないと思われます。
多くの皆様にご支援いただきました 熊本地震支援金は、無事この後第二次分配をもちまして終了となります。
心から感謝申し上げます。
2016年夏はこれからが本番なれど台風の発生率が遅く、これから8月に入ってからの天候状況が心配なところです。
熊本、大分周辺地域の被害状況はまだまだ支援が必要ではありますが 花き自然災害支援基金は 台風の被害に備えたいと
考えています。

今回 総額 716,061 円 のご支援を賜ることが出来ました ご支援くださりました皆様に感謝申し上げます。

また、今回 行動を共にしながら 多くのご支援を集めてくださりました 一般社団法人 花の国日本協議会 様
その中でも 多くの調査や分配を取り決め現地に足をお運びいただいた 原さま、古藤さま に
心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

花き自然災害支援基金 代表